愛犬との車移動と車酔い対策|乗せ方・休憩・酔ったときの対処法
愛犬とのドライブ旅行に向けて、車に慣らす練習、安全な乗せ方、休憩の目安、車酔いのサインと対処法をまとめました。
愛犬との旅行でいちばん多い移動手段が車です。荷物を気にせず、自分たちのペースで休憩できるのが魅力ですが、慣れていない犬にとって長時間のドライブは大きな負担になります。
この記事では、出発前の準備から車内での過ごし方、車酔いの予防と対処までをまとめました。はじめての愛犬旅行はもちろん、「いつも途中で吐いてしまう」というお悩みにも役立ててください。
体調や持病によって適した対策は異なります。車酔いがひどい場合や薬を使いたい場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
出発前にやっておきたい準備
短いドライブで車に慣らす
いきなり数時間のドライブに出ると、犬は緊張して酔いやすくなります。旅行の数週間前から、少しずつ車に慣らしておきましょう。
- エンジンを止めた車内で、おやつをあげたり一緒に過ごしたりする
- エンジンをかけた車内で数分過ごす
- 近所を5〜10分ほど走る
- ドッグランや公園など、着いた先で楽しいことがある場所へ出かける
「車に乗ると楽しい場所に行ける」と覚えてもらうと、車への苦手意識が和らぎます。動物病院に行くときだけ車に乗せていると、車=嫌な場所と覚えてしまうことがあるので注意しましょう。
食事は出発の数時間前までに
満腹の状態で車に乗ると、揺れで吐きやすくなります。食事は出発の2〜3時間前までに、いつもより少なめに済ませておくのがおすすめです。反対に、完全な空腹も気持ち悪さにつながることがあるため、極端に抜く必要はありません。
出発前にしっかり運動とトイレ
出発前に散歩をして、トイレを済ませておきましょう。ほどよく疲れていると、車内で落ち着いて眠ってくれやすくなります。
車内での安全な乗せ方
クレートやドライブボックスで固定する
車内では、犬が自由に動き回れない状態にするのが基本です。
| 乗せ方 | 向いている犬 | ポイント |
|---|---|---|
| クレート(ハードキャリー) | 小型〜大型犬 | シートベルトや固定具で動かないように留める。いちばん安全性が高い |
| ドライブボックス | 小型犬 | 座席に固定して使う。中のリードフックにハーネスをつなぐ |
| ドライブシート+ハーネス | 中型〜大型犬 | 後部座席をシートで覆い、短めのリードで固定する |
首輪にリードをつないで固定すると、急ブレーキのときに首に負担がかかります。車内ではハーネスを使いましょう。
助手席や膝の上に乗せない
運転席の膝の上や足元に犬を乗せると、運転操作の妨げになり、道路交通法違反になるおそれがあります。助手席もエアバッグが作動したときに危険です。犬は後部座席か荷室に乗せましょう。
窓から顔を出させない
窓から顔を出すのは、飛び出しや目・耳のけが、ほかの車や障害物との接触につながります。窓は少し開ける程度にとどめ、換気はエアコンで行いましょう。
休憩のタイミングと過ごし方
1〜2時間に1回は休憩する
目安は1〜2時間に1回です。トイレや水分補給、軽い散歩で気分転換をさせましょう。はじめての長距離ドライブなら、1時間ごとに止まるくらいがちょうどよいです。
高速道路のサービスエリア・パーキングエリアには、ドッグランを備えた場所もあります。出発前にルート上の休憩場所を調べておくと安心です。
休憩中に気をつけたいこと
- 車のドアを開ける前に、必ずリードをつなぐ(駐車場での飛び出し防止)
- 犬連れで入れる場所かどうか、現地の表示を確認する
- 排せつ物は持ち帰る。おしっこには水をかけて流す
- 地面の温度を手で確かめる。夏のアスファルトはやけどの原因になる
車内に犬だけを残さない
エアコンを切った車内は、短時間でも急激に温度が上がります。真夏だけでなく、春や秋の晴れた日でも熱中症の危険があります。「ちょっとだけだから」と犬を車内に残すのはやめましょう。
車酔いのサインと対処法
こんな様子が見られたら車酔いかも
- よだれが増える
- あくびを何度もする、口をくちゃくちゃさせる
- 落ち着きがなくなる、震える
- 元気がなくなり、じっとしてしまう
- 吐く
吐く前には、よだれやあくびといったサインが出ることが多いです。気づいたら、早めに安全な場所に車を止めましょう。
酔ってしまったときは
- 安全な場所に停車して、外の空気を吸わせる
- 少し歩かせて、気分を落ち着かせる
- 落ち着いてから、少量の水を飲ませる
- 再出発は、様子が戻ってからゆっくりと
吐いてしまったときのために、ペットシーツ、ビニール袋、ウェットティッシュ、タオルを手の届く場所に用意しておくと慌てずに済みます。
酔いにくくする運転のコツ
- 急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避ける
- カーブの多い山道は、ゆっくり走る
- 車内の温度はやや涼しめにし、こまめに換気する
- 芳香剤やタバコなど、強いにおいを避ける
- クレートに布をかけて、外の景色が流れて見えないようにする
酔い止めの薬は獣医師に相談
何度練習しても酔ってしまう場合は、動物病院で犬用の酔い止めを処方してもらう方法もあります。人間用の酔い止めを自己判断で与えるのは危険なので、必ず獣医師に相談しましょう。
ドライブに持っていきたいもの
| 持ち物 | 用途 |
|---|---|
| クレート・ドライブボックス | 車内での安全確保 |
| ハーネスと予備のリード | 固定と休憩中の散歩 |
| 水と携帯ボウル | 休憩時の水分補給 |
| ペットシーツ・ビニール袋 | 車酔い・トイレの後始末 |
| ウェットティッシュ・タオル | 汚れたときの掃除 |
| いつも使っている毛布やおもちゃ | 安心材料になる |
旅行全体の持ち物は、愛犬との旅行の持ち物チェックリストにまとめています。
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